原作「ジェネラル・ルージュの凱旋」はバチスタ事件から9ヵ月後が舞台となります。ICU部長の速水は癒着しているという怪文書の調査から始まり、倫理審査委員会との丁々発止のやりとりがあったり、バチスタでもちらっと話しに出てきた姫宮が初登場したりと、非常に読んでて楽しかったです。
作者の海堂遵は、問題提起の手段として小説を書いているようです。この本では病院経営の厳しさや、国の政策の在りようを問いただしているところが見てとれました。今までの出版の具合からして、作者なりの解決方法の提示をするくらいまでやりそうな感じですね。現実の問題と密接に関係していて、非常にためになるので、ぜひ読んでいただきたいと思います。
ちなみに、バチスタとジェネラルの間に「ナイチンゲールの沈黙」という本も刊行されています。これは、ジェネラルと同時進行で話が進んでいくので、これを読んでからジェネラルを読むと一層楽しめますよ
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